第10回日本救急救命学会学術集会は終了しました。

10月19日島根県出雲市で開催しました第10回日本救急救命学会学術集会は、現地、Web合わせて150人以上の方に参加していただき盛会のもと終了することができました。

 

  今回のテーマを「救急救命現場のコミュニケーション~共有そして協働~」とさせていただきましたが、教育講演では、外傷のチーム医療では、スキルよりチーム内のコミュニケーションの質こそが救命を左右するそのためのコミュニケーションの学問が構築されていることを知りました。

 

  また、パネルディスカッション、一般演題では、各発表者のご意見、会場とのディスカッションを聞き、改めて救急救命にはコミュニケーション能力が必用不可欠であり、救急救命現場をシームレスにする役割を担っているのではないかということに気が付かせてもらいました。

 

  第11回日本救急救命学会学術集会は、喜熨斗大会会長のもと国士舘大学世田谷キャンパスで開催されます。ぜひ、ご参加いただきますようお願いいたします。

 

第10回日本救急救命学会学術集会
大会長 竹田 豊

会長名:竹田 豊(企業警備保障株式会社,元出雲市消防本部)

テーマ:『救急救命現場の「コミュニケーション」を考える』~共有、そして、協働~

会 場:島根大学医学部臨床講義棟(島根県出雲市塩冶町 89‒1)

日 時:2024 年 10 月 19 日(土)10:00~18:00

開 催:ハイブリッド開催(対面/Web)


会長挨拶

 このたび、第 10 回日本救急救命学会学術集会を出雲において開催できることをたいへん嬉しく思っております。旧 暦の 10 月は全国的には神無月ですが、ここ出雲には全国八百万(やおよろず)の神々がお集まりになり、すべてのも の・こと・人との縁を結ぶ話し合いが行われることから「神在月」といわれています。また、出雲大社の主祭神だいこく様(大国主大神)は,傷ついた兎に治療をした日本神話「因幡の白うさぎ」でも有名ですが、このことから日本の医 療の神、医薬の祖ともいわれています。その出雲において日本救急救命学会学術集会が開催されることは、非常に意義深いと感じております。

 

 第 10 回学術集会のメインテーマを『救急救命現場の「コミュニケーション」を考える』~共有、そして、協働~としました。救急救命士制度が始まり32 年。それぞれが傷病者と、ほかの医療従事者と、そして同僚とコミュニケーションをとるなかで取得したスキルを整理し、救急救命士のコミュニケーション学として構築、そして教育につなげなければなりません。また、救急現場と医療機関とのコミュニケーション(情報伝達)も、口頭のみの伝達から始まり、観察 カード(シート、搬送表など)というペーパーのツールへ、そしてICT(information and communication technology, 情報通信技術)を活用したコミュニケーション・ツールに発展をしようとしています。コロナ禍においては、一般社会でもコミュニケーションが大きく阻害されてきました。現在、アフターコロナに向かい社会が動き出しています。出雲の地において、これまで Web 上の画像や音声だけでは伝わらなかった、お互いの救急救命に対する熱い気持ちを共有しようではありませんか。

 

 島根県は遠方ではありますが、10 月は神在月、縁結びのシーズンです。学術集会参加者の皆様に良縁が訪れますよう、また、新たな救急救命の息吹が吹きますよう最善を尽くす所存です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。 

プログラム

10:00〜10:15

開会・会長講演

演者:第10回学術集会 会長 竹田 豊(企業警備保障株式会社)

座長:第11回学術集会 会長 喜熨斗 智也(国士舘大学大学院)

10:15〜11:15

教育講演

演題:病院前外傷診療における医療チームと救急隊との連携

~外傷ドクターカーにおける円滑な救急隊―医療チーム連携のために~

演者:渡部 広明(島根大学医学部附属病院高度外傷センター・島根大学医学部 Acute Care Surgery講座 教授)

座長:竹田 豊(第10回学術集会 会長)

11:30〜13:00

パネルディスカッション①

テーマ:救急救命現場のコミュニケーション 〜共有〜

座長:西岡 和男(熊本市民病院)

13:00〜14:00

ランチョンセミナー

演題:高度脳卒中センターの開設と医療アプリケーションを活用した運営

演者:林 健太郎(島根大学医学部附属病院高度脳卒中センター 教授)

座長:日高 武英(公立邑智病院 副院長(兼)事務部長)

14:00〜15:00

一般演題① 救急救命士の臨床

座長:古賀 司(社会医療法人緑泉会 米盛病院)

15:10〜16:10

一般演題② 救急救命士の臨床

座長:森山 等(大田市消防本部)

16:20〜17:50

パネルディスカッション②

テーマ:救急救命現場のコミュニケーション 〜協働〜

座長:北村 浩一(石橋地区消防組合)

17:50〜18:00 閉会

参加申し込み

参加登録受付期間

早期:2024年6月1日(土)~2024年7月31日(水)

通常:2024年8月1日(木)~2024年10月18日(金)

当日:2024年10月19日(土)正午まで

※クレジット決済、コンビニ決済、ペイジー決済(簡単銀行振込)

参加登録費用

  • 学生には社会人学生を含みません。
  • 学生で登録される方は証明書(学生証)のスキャンデータを参加登録のフォームからご提出ください。
  • 演題の発表者は会員であることが必要(学生を除く)です。未入会の方は会員登録をお済ませください。
  • 発表者も参加登録が必要です。参加登録フォームからお申し込みください。
  • 参加登録費用には、システム利用料220円(税込)が別途加算されます。

キャンセル規定

決済完了後のキャンセル・二重登録のお取消し及びご返金は理由の如何に関わらずお受けいたしかねます。また、決済後は金額変更を伴ういかなる変更もお受けいたしかねますので、十分にご注意ください。

ネームカード、参加証明書、領収証

  • 領収書と参加証明書はデジタル版のみの発行となります。紙媒体での発行や郵送はいたしかねますのでご了承ください。
  • 領収書と参加証明書について事前の送付はございません。

会場への入場方法

  • 入場には申し込み後に送信されるwebチケットが必要です。
  • webチケットは当日まで忘れず保存ください。
  • 受付では事前にご自身のスマートフォン等でwebチケットの画面を開いてお並びください。

 

★webチケットの詳細はこちらをクリック

注意点

  • 会期中、現金での参加費のお支払いはできません。
    必ず事前に本ホームページよりご登録いただきまして、お支払いを済ませてからのご来場をお願いいたします。
  • 参加登録をした場合でも、期日までに参加費のご入金が確認できない場合は、参加登録は無効となりますのでご注意ください。
  • ご入金後の返金には理由の如何に関わらず応じられませんので、予めご了承ください。ご自身の都合により学術集会参加ができなくなった場合も、返金はいたしかねます。

演題登録

演題登録は締め切りました。たくさんのご応募をありがとうございました。

  1. 登録資格
    筆頭者は日本救急救命学会会員に限ります。
    (※ただし、学生に限り会員でなくとも登録可能)
  2. 応募期間

    令和661日(土)から630日(日)715日(月)まで(延長しました)      演題募集を締め切りました。多数のご応募をありがとうございました。  

  3. 抄 録 
    ① 標題:50文字以内
    ② 抄録本文:文字数は全角で500文字以内です。図表がある場合は340文字とします。
    ※締切日まで内容は修正可能です(メールアドレスの入力が必要です)。
  4. 募集する演題の分野・セッション
    救急救命の臨床にかかわる事柄について学術的な内容を広く募集します。
    募集するセッションは一般演題1、一般演題2です。
  5. 演題の採択
    演題の採否は実行委員会で決定します。なお、採否に関する理由については、説明い  たしかねますので、あらかじめご了承ください。
  6. 発表形式
    プレゼンテーションソフトなどを用いた口述発表とします。
    WEBからの発表は、WEB会議システム(Zoom)へ参加できる環境が必要です。
    なお、発表の様子をオンデマンドにより配信する予定です。

ご協賛企業様(申込順)

協賛・ご寄付のお願い

第10回日本救急救命学会学術集会では各種ご協賛とご寄付を募集いたしております。

※開催趣意書をご確認の上、お申し込みのほど、お願い申し上げます。

【趣意書】第10回日本救急救命学会学術集会.pdf
PDFファイル 1.6 MB
協賛展示申込書.xlsx
Microsoft Excel 28.6 KB

第10回日本救急救命学会学術集会 併設「ワークショップ 救急現場のコミュニケーション」開催

 

開催日時 2024年10月20日(日)

     9:00〜12:00

開催場所 島根大学医学部附属病院

     ゼブラ棟「だんだん」

     (島根県出雲市塩冶町89-1)

参 加 費  日本救急救命学会 会員2,000円

     (非会員3,000円)

ワークショップ開催のお知らせ
20241020救コミWS.pdf
PDFファイル 1.8 MB

お問い合わせ先

第10回日本救急救命学会 事務局

mail:10th-jsels@icv.ne.jp

一般社団法人日本救急救命士会
12誘導心電図伝送を考える会
12誘導心電図伝送を考える会